往還日誌(349)

 







■11月2日、日曜日、雲の多い晴れ。

きょうも終日、ティンス・セオリーの思索を行う。

きょうは、再帰的物質代謝(Reflexiver Stoffwechsel 、reflexive metabolism)の概念を作り、靖国分析のキー概念とした。また、これを、社会解放と社会操作の両面を持つ両義的な概念と考える。

この再帰的物質代謝によって、一般社会操作論とリンクする。

再帰的物質代謝は、社会的物質代謝に内在し、社会の生産力の発展とともに、顕在化する。

年代的に言えば、1968年の世界的な学生反乱以降だが、特に、1990年代以降は、知識に関して、再帰的物質代謝が資本主義的生産様式と強く結びつき、負の影響を社会にもたらしている。

再帰的物質代謝は、ポストモダンの思想家が、再帰的社会論を論じた論点と一部重なるが――「社会が自らを観察し、自己記述する」という論点、たとえば、アンソニー・ギデンズやウルリッヒ・ベック、ニクラス・ルーマンなど、――

ティンス・セオリーは、象徴・知識・記憶・意味作用などを、再帰性を持った社会的物質代謝(つまり、自然・社会の相互作用と、それを媒介にした社会生成)と捉え、さらに、社会解放と社会操作の二重の性格を持つものと考えている。

また、時間存在(TB)を絶対的客観と位置づけ、自然的時間存在(N)のN1とN2を相対的客観と位置付けたことで、社会的時間存在(S)とのトリオロジーの関係がすっきりと理解できた。

理論的な進展はあったが、問題は、具体的な対象の分析である。

まだ、命題の整理統合に時間はかかりそうだが、なんとか、靖国の分析まで行きたい。


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