■10月6日、火曜日、積雲ある晴れ。 身心調整後、掃除、それから、一気に夕方まで仕事。 軽く食べて、運動へ。 帰宅後、すぐに、仕事をする気にもならないので、中上健次の『日輪の翼』を読み始めた。 この本は、若宮時代から積読になっていたものを、京都まで運んだのだが、京都でもずっとタイミングが訪れずに、積読になっていた。 こっちも、さんざん人生で苦労してきているから、浅はかな文体なら、すぐに、底は割れるぞ、という気分で読み始めた。 中上、38歳のときの作品である。中上は46歳で亡くなっている。 ベッドで読み始めると、すぐに引き込まれた。 短い一、二行で、その人物の背景を浮き彫りにする手腕が冴えている。 ただ、一点、気になったのは、夏芙蓉の描写で、彼の描写だと、夏芙蓉は、垂直的な樹木に思えてくる。実際は、どちらかと言えば、水平的な樹木である。 若い時、まだ、企業に勤めていたころ、彼の対談集を好んで読んだ時期があった。その後、短編集『熊野集』を読んだ。 『千年の愉楽』や『奇蹟』などの代表作は、まだ読んでいない。これから、楽しみである。