■7月26日、日曜日、積乱雲ある晴れ。 朝、6時に起床して、ヘーゲル『精神現象学』を原典で読む会の準備。 午前中、読書会。11時半から、六本木の仕事に入る。 ヘーゲルの『精神現象学』をこれまで、6年読んできて、このテクストには、言語論として読む読み方や、存在論的な知識社会学──これは、私の固有の言い方になるが──として読む読み方、あるいは、科学基礎論として読む読み方など、多様な読み方を許容する余地があると、感じている。 今、関心のある科学基礎論との関りでは、ヘーゲルに対して、次の4つの直感的な仮説を持っている。 1.現在の自然科学には、 何らかの哲学的な基礎がすでに存在すること。 2.その哲学的基礎は、主に、カント哲学であること(カール・ ポッパーの哲学なども含む)。 3. ヘーゲルによるカント批判は、 現在の自然科学の哲学的な基礎への有効な批判となりえること。 4.ヘーゲルによるカント批判を踏まえた、 現在の自然科学の限界を超える、新しい「存在論的な科学」 が成立し得ること。 これらの問題意識は、漠然と今まで持っていたものだが、読書会での議論を通じて、明確に方針として立て、今後、ヘーゲルを読む際の、また、ルカーチの社会基礎論を検討する際の指針とすることにした。 夕方になると、かなり疲労。 夜、早めに仕事を終了。 今週末には、若宮へ戻るので、京都へ持ち込む本のリストの整理など。 8月は、所用で、2回、若宮へ戻る。 若宮での主なミッションは、ゴーヤとオクラの朝晩の水遣り。 ★ ハイム・エシェド(1933年生まれ、あるいは1939年生まれという資料もある)という、イスラエル国防軍(IDF)から、その後、国防省の宇宙計画責任者になった人物がいる。 エシェドは、 トルコで生まれ、1歳のときに両親とパレスチナへ移住し、南テルアビブで育った。 テクニオン(イスラエル工科大学)で工学を学んでいた段階で、国防軍に技術者として選抜され、軍事情報技術の研究開発から宇宙計画へ進んだ 人物である。 イスラエル宇宙局を、技術相のユヴァル・ネーマンと共同創設し、同国の国防宇宙計画を約30年間(1981年から2010年まで)率いた。悪名高いイスラエル国防軍のスーパーエリートと言っていい人物である。 このエシェドが、2020年に、イスラエルの作家ハガル・ヤナイとの対話をまとめた 『地平...