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一日一句(5838)

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  寒紅梅茶碗ひとつを頼みかな

一日一句(5837)

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  春近き音のするなり皿に皿

往還日誌(385)

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  ■2月5日、木曜日、快晴。 団地の修繕工事のため、部屋に入れている沈丁花が、強く香りだした。 京都の大垣書店から電話が入っていて、知らないうちに、定期購読の雑誌が4ヶ月もたまってしまって、次回上洛したときに、大枚をはたくことに。 ★ 選挙終盤の最新情勢調査では、自民党が序盤情勢からさらに伸ばし、単独過半数を大幅に上回る勢いであると 報じられている 。 これは、既視感がある。 小池百合子東京都知事が、初当選したときの感じに似ている。 自民党に人気があるわけでも、維新に人気があるわけでもなく、ただただ、高市早苗総理一人に人気がある。 大胆な見方かもしれないが、これは、ある意味で、日本の男社会──おじいさんばかりが支配層を形成してきた──に対する反発と期待があるような気がする。 高市総理が、若い人に特に支持されているのも、その表れとも言えるし、小池都知事のときのように、女性の人気も高い。 もちろん、男性も、男性社会の運営する政権の作り出す、手堅いものの、じり貧に衰退していくしかない、閉塞状況を嫌忌している面があり、「新しみ」と「改革」を、女性である高市総理に期待しているように見える。 台湾をめぐる、「存立危機事態」発言も、この文脈で受け取られると、その経済へのマイナス効果とは裏腹に、結果的に国内向け自己PRになったとも言える。その負の影響が今後出てくる前の電撃解散は、計算されたものだったはずである。 小池都知事は、神宮外苑再開発問題で明らかなように、「都民ファースト」ではなく「大資本ファースト」である。コロナの時の冷酷さも記憶に新しい。 同時に、極右の石原慎太郎でさえ、9月1日の 関東大震災・朝鮮人犠牲者追悼式典には、追悼文を送るという、1973年以降の歴代都知事の習慣を守っていたのに、当選の翌年の2017年以降、小池都知事は、追悼文を送るを完全に止めている。 そうした小池都知事は、2024年の都知事選で、得票率42.8%で圧勝なのである。 小池百合子都知事と高市早苗総理は、男性社会による支配に対して、 イメージとしては、「改革」の対抗軸を形成 しつつ、その実態は、安倍政権という「成功した支配モデル」を、一つは都政( 新自由主義の枠内での 安倍政権の管理調整的側面の継承)に、もう一つは国政に( 金融資本の枠内での 安倍政権の極右イデオロギー継承)、それぞれ、そ...

一日一句(5836)

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  春隣茶碗の湯気のゆくへかな

一日一句(5835)

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  奥武蔵月に春立つ今宵かな

往還日誌(384)

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  ■2月4日、水曜日、快晴。立春。夜、ごみを捨てに行くと、いきなりの朧月だった。 きのうの夜は豆を撒き、年豆を食べた。豆まきの豆は、いつも思うが、かなり美味い。 ★ 一般社会操作論の原稿が溜まってきたので、3月くらいを目途に、一本にまとめて、プレプリントであるAcademia.eduにまずアップしようと思っている。 その時々の時事問題を事例として入れているので、一本に編集するのは、そう簡単ではないとは思うが、一般社会操作論を世界の学者コミュニティに可視化して、反応を見ることが目的である。 その後、査読付きの雑誌に挑戦していく。 ★ 『現代詩手帖』2月号 が、「イラン現代詩を読む」を特集している。 その中に、アヤット・ホセニイ著「イランにおける日本の俳句受容史」がある。 たいへん興味深いことに、冒頭にこう書いてある。 「イランの人々は、日露戦争の知らせを耳にする以前、日本という国についてほとんど知識を持っていなかった、しかし、1905年、アジアの極東に位置する島国・日本がロシアの帝国海軍を破り、その威信を失墜させたというニュースが届くと、長年、強大な隣国ロシアと戦っては破れ、領土を失ってきたイランの人々は、大きな衝撃を受け、日本への関心を急速に高めた」 この部分を、読むと、イランとロシアの関係を踏まえれば、そうなんだろうなと思うと同時に、複雑な気分になる。 日露戦争に勝利したことが、その後の日本の国家としての方向を大きく「勘違い」させて、国家の現実的諸条件を直視するよりも、妄想を膨らませることになったからだ。靖国神社で、「英霊」が誕生したのは、日露戦争からである。 アヤット・ホセニイさんは、テヘラン大学で日本語を教えているという。 イランでも、俳句が盛んになっており、ペルシャ語によるハイクが定着していること自体には、そう驚かないが、俳句と、標準ペルシャ語以外の諸方言における詩形の中に、比較可能なものが存在しており──たとえば、イラン南東部バルーチェスターン地方のバルーチ方言に伝わる短い口語詩リーコ(Liko)は、日本語俳句との間に類似点を持つことが研究によって示されている──、イランでハイクが盛んになることで、これまで関心が払われなかったイラン諸民族固有の詩形に、光が当たっているというのである。 これは、日本語俳句の受容効果として、とても面白い。 イランは、...