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京都日誌(430)

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  ■7月22日、水曜日、積乱雲ある炎天、ほぼ酷暑(最高気温38.8度)。 午前中、掃除。レンジファンの掃除問題が浮上している。近いうちに、掃除しないといけない。 身心調整。その後、運動へ。マックで読書しようとしたが、窓際しか席がなく、西日がブラインド越しに容赦なく照り付けて、20分で退散。 帰宅すると、頭がぼーっとして、1時間近く仕事ができない。 その後、伊豆の旅行から帰って4月くらいに書いた詩の英語版を作成。 英語版を作成しながら、原詩にも手を入れる。 原詩よりも、英語版の方がニュアンスが豊かになったような気がする。 これを、かなり前からの約束なので、ロミーへ送る。 すると、すぐに返事があった。 ロミーとは、近いうちに、パウル・ツェラン研究会を再開することで一致。 夜は、ひらすら、ニコの仕事。 彼のイタリアでのインタビューは、私の知らない、しかも、重要なドイツの社会学者達が登場するので、私には宝の山である。勢い、訳注が長くなる。 ★ 英語版と原詩を以下に。 The Spring Sea, or the Voice of the Voice   1 the spring sea is brimming with light (light has folds (into the folds, luminous voices have seeped (in a dream, voices are merrily sounding— from somewhere around a spring cabbage in the kitchen— lost voices are making the tranquil spring sea— fading, fading the lost voices, lost into the sea, bearing lost memories all day long gently swelling gently swelling 2 emerald-green waves break against the crag of time, and an opalescent sea is born words cannot catch up (that which precedes knowledge and ...

一日一句(5970)

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  風鈴や空耳ともうつつとも

京都日誌(429)

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  ■7月20日、月曜日、積乱雲のある炎天。 きのうは、10時に寝て、今朝は5時に目が覚めた。中途覚醒はなかった。 そのせいで、非常に体調が良かった。 午前中、洗濯や掃除、身心調整。 午後から夜まで、構造操作論の原稿執筆。 段々、乗ってきて、一気に9000字強を書き上げる。 今回の原稿は、概念整理と分析枠組みの提示であり、具体的な分析は次回以降となる。 難点は、まだ、残っているが、あとは、具体的分析の中で修正していく。 今回は、ユクスキュルをじくり検討できて良かった。 また、ポスト・ユクスキュルの代表格のひとりで、ユクスキュルと同郷のエストニアの生命記号論学者、 カレヴィ・クル についても、少し言及できた。 まだ、構造操作論で、やるべきことはいくつかあるのだが、これで、一段落した。 あとは、この分析枠組みを使って、靖国や天皇制など、具体的な対象を分析していく。 これで、複数重なった原稿から解放されて、ニコに集中できる。 不思議なことに、ぜんぜん、違う分野をやっていても、自然に一方向に収斂してくる。 同じ人間がやっているからだろう。

京都日誌(428)

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  ■7月18日、土曜日、積雲ある晴れ、午後3時から、今季初めての夕立が続く。 構造操作論のスケッチを書きながら、終日、ニコの仕事。 午後、妻より携帯に電話。普段は、ラインで連絡しており、緊急な時以外はかけてこないので、どうしたの、と言うと、私の実家が、大雨で床上浸水しているという。母90歳が心配だから、様子を聴いてという。 これは、まったく知らなくて、驚いて、母と弟に電話やラインで連絡。幸い、実家と弟の家に問題はなかった。 しかし、きのうの夜は、これまで経験したことのないような雨の降り方だったようである。夜間に線状降水帯が出来上がったようだ。 桐生に近い菅塩地区の山際の地域が床上浸水したという。 また、地元で呑龍様として親しまれている、浄土宗の大光院のある金山の山際が、やはり土砂崩れを起こしたという。 これらの出水の状態は、私はこれまで聞いたことがない。 実家近くの一級河川の蛇側の水位を調べると、今朝の7時20分時点で、3.12メートルもあった。15時20分時点で、1.83メートルまで下がっていた。 妻が言うには、8月は、太平洋高気圧が弱まって、豪雨が多くなるという。 京都においても、2026年6月26日の、颱風 7号「メーカラー」、颱風 8号「ヒーゴス」の影響で梅雨前線が活発化して、賀茂川・鴨川、高野川の水位が氾濫危険水位まで、大きく上がった。 線状降水帯や颱風に対して、どのように、防災するか、これまで以上に、災害対策を具体的に考えないといけないようだ。 ★ 構造操作は、何らかの社会的構造体を作り上げることで、人々を特定ベクトルを持った行動に駆り立てることを、一応は、意味する。 この構造操作で、私が考えているのは、たとえば、天皇制であり、靖国神社であり、日米安保条約であり、マーケットであり、米国のドル本位制であり──いぶかしく思う人もいると思うが、代議制民主主義制度、端的言えば、多数決による意思決定システムである。 ユクスキュルは、 動物の「本能」 というミステリアスで万能の概念の代わりに、 「自然設計」 という考え方を導入している。自然の側にあらかじめ書き込まれた設計図に、動物は従う。ここに逸脱や拒否はない。 私は、 この「自然設計」で規定された「社会設計」という概念で、この「構造操作」を明晰に定義できないだろうか と思っている。 社会の時空間に、あら...

京都日誌(427)

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  ■7月17日、金曜日、雲の峰ある晴れ。 午前中、急ぎの六本木の仕事。その後、運動へ行く。 途中、ふらりと、北野天満宮へ立ち寄ると、写真のような大福梅の土用干しが行われていた。 大福梅は、天神の境内で採取された梅干を、元日の朝、一粒湯呑みに入れて白湯またはお茶を注ぎ、「初茶」として飲むもの。 邪気を払い一年の無病息災を祈る。地方発送もできるので、若宮に1セット送った。12月13日から順次発送となる。 この梅干をどう使うのか、巫女さんに聞いたところ、お湯または水で飲む、と言ったが、水で飲む初茶はないだろう。 帰宅後は、ニコの仕事に集中。 ★ 社会操作は、すべてが悪というわけではない 。社会統合や社会の再生産としても、社会操作は行われている。 その 社会操作の罪深さ を、 正確に測る ことはできないか、と思っている。 それには、命題の数式化が必要になる。これをやるには、数理社会学の方法を使うのが、たぶん、一番いい。 そんなことを考えながら、金閣寺のマックで 高坂 先生の 論文 を読んだ。 まさか、40年後に、高坂先生の言うことを、なるほど、と思いながら読むことになろうとは思わなかった。 当時は、数学的方法論に関心はなく、社会階層の統計学的分析をしている先生というイメージだった。 ★ 皇室典範等の改正案と国旗損壊罪が、7月17日に可決成立した。 皇室典範等の改正案に関する国会の議論を見ていて、2点、印象に強く残った。 1つは、7月10日の衆院内閣委員会における、共産党の塩川鉄也議員と木原稔官房長官のやり取りである (11分48秒くらいから) 。 塩川議員「そこであの改訂案は、女性皇族が結婚後も、皇室から離れられないことを原則としています。男性はあの天皇になる資格があるがゆえに、皇族として拘速 をされますが、一方、女性皇族は、天皇になる資格がないの、に皇室の行事を担うのに皇族数を確保するためだけに、皇族として 拘速をされることになる。これは、あの率直に言って、 2 級皇族のような扱いではないのか。こういう声もありますが、いかがでしょうか?」 (11分48秒から) 木原官房長官「(大きく息を吸って)あの、まず委員がその、 2 級皇族ということを言われましたが、大変、私はそれは畏れ多い不遜な、あの発言ではないかなと思います」 (12分26秒から) 文字に起こしてしまう...

一日一句(5969)

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  空間をまるごと纏ふ裸かな