■3月3日、雨の雛祭。低気圧のせいか、終日、頭痛があった。 御茶ノ水 で33年続く公開講座『ルカーチの存在論』の会長で盟友のT氏逝く。1月31日逝去、享年74。 個人情報保護法の壁に阻まれて、行政からは、一切、彼の情報を得ることができなかった。高等学校の同窓会に連絡して、事情を話したところ、ようやく、実家とコンタクトを取ることができた。 この間、いろいろなアプローチを試みて、安否が判明するまで、10日ほどかかった。 人間を守るための法のはずが、官僚機構を介すると、人間を疎外する事態に転倒する。 怒りと虚しさを感じた。 ★ アメリカとイスラエルのイラン攻撃に対して、アメリカが、自国のAI企業をどう取り込み、戦争に利用しているか、ということは、現代の戦争を観るときに、避けて通れない観点である。 ライターの岡田麻沙さんが、よくまとまったシャープな 良記事 を配信している。 これを読んで、たいへん勉強になった。 ChatGPTに対抗して開発された Anthropic社の Claudeが、話の基軸になっている。 だが、戦争に利用されるAIは、 Claudeにしても、ChatGPTにしても、Googleにしても、 Palantirテクノロジーズのプラットフォーム上で動いている。 どうやら、AIの戦争利用は、Palantirが一つの鍵になっているようなのである。 岡田さんは、こう述べている。 「Palantirはシリコンバレーの右翼的投資家ピーター・ティールがCIAの投資部門In-Q-Telの200万ドルの出資を受けて2003年に設立した。CEOのアレックス・カープは2025年に『我々は完全に反ウォークな最初の企業だ』と投資家に語っている」。 私の記憶では、ウクライナ紛争で米軍がウクライナ軍に衛星画像の情報を提供するときのインフラは、このPalantirだった。 さらに、岡田さんは、こう述べている。 「2024年1月、Palantir共同創業者のティールとカープがテルアビブでイスラエル国防省と『戦略的パートナーシップ』を締結した。AI戦闘支援プラットフォームを提供し、『敵の標的を分析し、戦闘行動を提案する』システムだ。 +972 Magazine、イスラエルの調査報道メディアLocal Call、英国紙The Guardianの共同調査報道によれば、Palantirの...