京都日誌(420)

 





■6月22日(月)曇り。

金曜日に京都へ戻って以来、拷問のように時間に追い立てられ、絶壁の真下を覗く数日だった。

2週間、京都を空けていたので、用事が溜まっており、連日、深夜2時まで作業。きょうは、早く寝ないと、もたない。

大阪哲学学校が、私の一般社会操作論に関心を持ってくれて、発表の機会をいただくことになった。

これまで、主に、書いたり発表したりしてきたのは、情報・知識操作だったので、構造操作と感情操作について、議論してみたい。

昨夜は、ルソーの専門家のN先生の科学論に関するエッセーに、応答する議論を書いていて、遅くなってしまった。科学論は、現在、翻訳中のジェルジ・ルカーチの『社会的存在の存在論』が、社会基礎理論を提供しており、たいへん関心を持っている。

いわゆる、自然科学の基礎理論には、人間の目的定立の議論、つまり目的論が欠けている。科学の認識活動も、人間の社会的実践である以上、目的定立の文脈が存在する。しかし、それを、自然科学の対象である、目的論を持たない自然的存在に同化してしまって、人間である自分に戻ってこない。人間は、目的をもって自然に対しているにも関わらずである。

自然科学は、社会的存在である人間と自然的存在である自然との交点に存在する。ここを分析することで、多くの実りがあると直感している。11月には、御茶ノ水で、こうした問題意識の下に、『観測者問題の社会哲学』を発表する予定。

夜は、ニコの仕事に専念。


6月21日付の『ミドルイースト・モニター』が、イスラエル国内の世論調査を発表している。

「米国とイスラエルの間で意見の相違が深まるなか、イスラエルのネタニヤフ首相の政権が交代する可能性を見据え、米政権がイスラエル野党と接触していると、イスラエルのメディアが日曜日(6月21日)に報じた。

『チャンネル1』2によると、トランプ政権内では、ネタニヤフ政権が交代する可能性があるとみられており、そのためワシントンは、「Together(トゥゲザー)」党首のナフタリ・ベネットおよび「Yashar(ヤシャル)」党首のガディ・アイゼンコットといった野党指導者らと非公式な接触を行っているという。(中略)

金曜日(6月19日)にイスラエル紙 『Maariv 』が公表した世論調査では、もし現在選挙が実施された場合、野党勢力はクネセト(イスラエル国会)で61議席を獲得し、ネタニヤフ陣営の49議席を上回って政権を樹立できるとの結果が示された。

また同調査によれば、10月に予定されている次回総選挙では、アラブ系政党が10議席を獲得する見通しである(中略)

レバノン政府の公式統計によれば、3月2日以降のイスラエルによる攻撃により、レバノンでは約4000人が死亡し、12000人以上が負傷した」。

他方、6月21日のヘブライ大学の世論調査では、イスラエル国民は、対イラン戦争で、92.1%が「イランが勝者」と見なしている。

ただ、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの掃討作戦に関しては、48.2%が「米国と対立するとしても、新たな大規模作戦を支持する」と回答した。

ナフタリ・ベネットは、元イスラエル首相で、ロシアとウクライナの仲介を取ったことのある人物。このときは、比較的まともだった

シカゴ大学のジョン・ミアシャイマー名誉教授のインタビューを視聴すると、ネタニヤフ首相が、退陣しても、イスラエルの右傾化は止まらず、その象徴のような人物が、ベネット元首相であり、ポスト・ネタニヤフは期待できない。


このブログの人気の投稿

往還日誌(316)

一般社会操作論に向けて