往還日誌(365)

 






■12月25日、木曜日、雨。

午前中、そうじ、洗濯、東門前の天神堂へ三笠を9つ、受け取りに行く。

きょうで、年内の六本木の仕事は終了。あとは、積み残し2本を年内に片付けたい。

年末年始は、GTSMの原稿と、ニコの2系統の仕事に専念の予定。

今回の京都滞在は短く、明日、若宮へ戻る。


2022年放映のNHK『数学者は宇宙をつなげるか』を視聴した。

初回の放映のときにも、観ているので、2回目。

前回と今回の違いは、私自身が、T-N-S Theoryを大枠を作った後で視聴したことで、T-N-S Theoryにもとづけば、望月さんの仕事は、種的知識における既存のゲーム規則に依拠する数学者達が言うように、なんら奇異ではない。

数学という種的知識ゲームの規則を拡張した仕事が、IUT理論だろう。

多くの科学者や哲学者が、無意識に前提にしている、宇宙的普遍は、一切が幻想であり、知識は、種の環世界によって条件づけらたゲームである。

存在するのは、宇宙的普遍ではなく、種的知識の間の交通可能性だろう。

2回目を視聴して、思ったのは、望月さんの仕事は、数学という種的知識のゲームの規則を拡張するものであり、その意味では、きわめて正統的な仕事と言える。

ABC予想は、これまでの数学の種的知識の規則に依拠していては、解決できない問題を提起したという意味で、ゲーム規則の変更問題と規定できる。

こうしたゲーム規則の変更問題が、学の体系を拡張する契機になることは、歴史的に見ても、多くの事例がある。

知識は、種の環世界によって条件づけらたゲームである」というT-N-S Theoryの考え方は、ヴィトゲンシュタインの言語ゲーム論をヒントにしているが、言語ゲーム論自体も、種の環世界に条件づけているという意味で、主体の世界の側に拡張した議論と言える。

望月さん自身も、ブログで、このNHKのドキュメンタリーの採点をしている。

まだ、詳しく検討していないが、時間のあるときに、検討してみたい。

IUT理論は、T-N-S Theoryを厳密に記述するときのヒントを与えてくれそうな直感がある。



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