往還日誌(361)

 







■12月12日、金曜日、晴れ、北風が強い一日だった。

午後から、母の見舞いに。

片道2時間半。京都へ戻るのと変わらない。

久しぶりに、前橋の街を歩いた。

JP前橋駅から上毛電鉄の中央前橋駅まで、歩いて、15分以上かかることをすっかり忘れていた。

上毛電鉄は、自転車持ち込み可なので、学生さんや近所の人が自転車を持ち込んでゐる。

5月など、季節のいいときには、サイクリングのひとも自転車を持ち込んでゐる。

母の回復は順調だが、退院は、年明けになりそうなので、退院後の食事や介護の体制を整えることが、今後、重要課題になってくるだろう。

たびたび、実家へ戻ることになるかもしれない。


2時間半もあると、ひと仕事できる。

行きは、ルカーチの検討を行い、帰りは、ブルーバックスの『ラマヌジャンの数学』を集中的に読んだ。

病院の静かなカフェで、珈琲を飲み、ナポリタン大盛と、メープル・パンケーキを食べた。

ナポリタンは、少々、甘かった。

帰りに、前橋駅構内のマックで、珈琲を飲み、ダブルチーズバーガーを食べながら、俳句を考えた。

前橋駅のマックは、まだ、注文が自動化されておらず、東南アジア系の女の子が注文を受けていた。

ダブルチーズバーガーは、やや冷たかった。

前橋は、北風がかなり強く吹いてゐた。

中央前橋駅の冬の空は、北関東特有の開放的で明るく、同時に、芯の強い蒼だった。


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