往還日誌(388)
「エプスタインのリストのせいで、西側はまさに我々の目の前で崩壊しつつある。あらゆる陰謀論は単に確認されたどころか、これまで想像されたどのバージョンをもはるかに超えてしまった。
西側は、自らを悪魔的な文明システムとして露呈したのであり、その中心には、子どもを貪り、女性を人身売買し、世界各地で挑発を仕組み、金融市場や政治過程を操り、黒ミサを行うサタン的・食人主義的なセクトが存在している。
言い換えれば、西側の政治家のうちエプスタイン・ネットワークと無関係な者は、ごくわずかしか残っていない。では、西側の一般の人々は今どうすればよいのか。これまでは民主党が気に入らなければ共和党に投票し、共和党に失望すれば民主党に戻ればよかった。しかし今や、いったい誰に投票すればよいのか。
しかも人類は、教育において多くの西側的慣行を採用し、その文化を信じ、映画を作り直し、依然としてその金融手段に依存している。世界にとって、歴史にとって、人類そのものにとって、状況はまさに異常事態である。
我々は事実上、世界的な緊急状態、すなわち「深刻な事態(Ernstfall)」の中に生きている。もはや誰も主権を保証されていない。法も権利も協定も、すべてが無効化された。そしてエリートたちがエプスタインの島と結びついているなら、それも不思議ではない。
彼らにとっては、もはや越えてはならない一線など存在しない。この小児性愛的でサタン的なエリートは、プーチンが悪だ、イランが悪だ、習近平が悪だと決めつけ、そして人類を滅ぼす核戦争を開始することさえできる。ちなみにエプスタイン自身、そのエリートのための地下シェルター建設に資金を提供していた。
緊張が高まり続け、崩壊が本当に加速し、社会過程がエリートたちの制御を離れ始めたならどうなるか。人々は、自分たちがあらゆる党派、あらゆる体制において(ごく例外を除き)小児性愛者やサタニストに統治されているという事実に目覚めつつある。
ロシアと中国は長年、多極世界の必要性を語ってきた。我々はそれゆえに排斥され、非難されてきたが、いまや我々が正しかったことは明らかである。
西側こそが有毒な核心であり、そこから世界の残りは脱出しなければならない。そしてこの歴史的瞬間において、ロシアと中国には、西側システム全体の完全な崩壊から真の受益者となる独自の機会がある」。
「これまでは民主党が気に入らなければ共和党に投票し、共和党に失望すれば民主党に戻ればよかった。しかし今や、いったい誰に投票すればよいのか」。
このドゥーギンの指摘は、米国有権者の感情に近いのではないだろうか。
それは11月の中間選挙に確実に影響するだろうし、2028年の大統領選挙も、これまで以上の反エリート感情の増幅など、エプスタイン事件の影響を免れないだろう。
「エプスタイン・ファイル透明化法」の共同起草者の一人、共和党のトーマス・マッシー下院議員は、「司法省はエプスタイン文書で明らかになった情報に基づく犯罪を捜査すべきか、それとも国はただ前に進むべきか? 」というアンケートをX上で行っている。
これによれば、92.9%が捜査して起訴すべきだと回答している。
エプスタイン事件は、米国を中心とする国際的エリートネットワークにおいて、欲望と権力の結合を十分に抑制できない制度的脆弱性が存在することを浮き彫りにした、と言えるのではないだろうか。