往還日誌(300)

 






■きのうの夕方、京都へ帰還。

土曜日は、公開講座『ルカーチの存在論』33周年第1回「自称と承認 -『日本』国号をめぐって」。

残念ながら、仕事のため、欠席。

出席したら、述べるつもりだった論点を、参考文献と一緒に、公開講座のFBページにアップする。

夕方、仕事の合間を縫って、初めて、大阪哲学学校のZOOM講演会「日本近代文学における笑いと笑いの喪失」に、1時間半遅刻して参加。

講演自体は聞くことができなかったが、その後の、皆さんの討論に参加し、笑いが社会において衰退している現状に対して、「距離」の契機が笑いにはあるという田畑稔先生の指摘を踏まえ、ナチス研究で、バウマンが指摘したように、近代社会の官僚制やテクノロジーなどの「距離」が、暴力を生んだというテーゼをヒントにして、

この現代社会におけるこの「距離」の契機が、笑いに行かずに、暴力に世界的な規模で集中的に現れているからではないかという、仮説を述べる。

後ほど、司会の平等文博先生より講演のYouTubeを送っていただく。

高崎線では、南さんの詩集『ソノヒトカヘラズ』を読む。

なかなか、読み応えのある詩集で、少し前から読んでいるが、まだ読了できない。

新幹線では、ニコの仕事を行う。

今朝は、ゆうパックを受け取って、近くの千本釈迦堂へ散歩。

かなり枝垂れ葉櫻のみどりが濃くなってきた。

ここで、弓道の体験ができることを知った。

終日、仕事。






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