往還日誌(290)
■4月17日、木曜日、晴れ間ある曇り。
きのう、Kさんのところへ、メガネ2つの調整と老眼鏡の支払いに。
背筋も伸びて、顔色も良く、かなりお元気そうだった。
免疫機能が強いので、今は、抗癌剤による治療はしていないという。
帰りに、珈琲館でホットケーキ・モーニングを食した。
朝食前なので一枚だけにしたが、久しぶりで美味だった。
珈琲館は、当然、珈琲がウリだが、昨年の秋から、胃腸への負担が大きくなり、きっぱり珈琲は止めてしまった。
代わりに、ダージリンを頼んだが、ティープレスで出てきて、量も質もとても良いものだった。
京都との往還生活を始めるまで、毎年、観に行っていた近所にある櫻の古木が伐られていた。
この櫻は、特に夜ライトアップされて妖艶な姿を楽しませてもらっていた。
伐られて2、3年は経つような切り株の状態だった。
かなりの老木だったから、道行くひとの安全性などを考慮してのことかもしれない。
深夜ひとりで満開の櫻古木を見上げていると、中空に鼓の音が聞こえたような気がした。