投稿

2026の投稿を表示しています

一日一句(5834)

イメージ
  節分や父越えて見る夜のいろ

往還日誌(383)

イメージ
  ■2月2日、月曜日、快晴のち曇り。 靴がだいぶ傷んだので、ABCマートで調達。 故石塚省二先生は、靴と椅子に金は惜しむな、と生前よく言っていたものだが、この10年くらい、革靴は履いていない。 歩きやすいスニーカーの類ばかりで、購入したのは、スケッチャーズである。スーツもシャツも、この10年くらい着ていない。ネクタイの締め方も忘れてしまったような気がする。 そう言えば、詩人の故清水哲男さんは、どこに行くにも、ジージャンとジーンズだった。弟の清水昶さんも、ジーンズばかりだった。 先日、書店で、立ち読みしていたら、谷川俊太郎さんも、ジーンズとTシャツかセーターだったらしい。 もう少し、年代が下ると、ジーンズではなく、アディダスの3本線のジャージなどになってくるのではなかろうか。真冬はそれでは寒いが、夏なら申し分ない。 清水哲男さんの場合、外出時に、ショルダーバックもなにも持たないので、それが旅先であっても、同じで、旅行者によく道を聞かれると語っていた。 私は、あまり道を聞かれることはないが──今は、グーグルマップがあるので──それでも、あるとき、東京の山の手出身と思われる老婦人に、京都で道を聞かれた。 バッグは、持っていなかった。それ以上に、素足にサンダルだったからである。 ひとは、身なりや持ち物で、その地域の住人かどうかを判断するのである。そして、それは、意外に正確である。 もちろん、例外はある。石塚先生の助手だったT氏は、学会でミラノまで先生に同行したとき、素足にサンダルだった。それでも、彼は、地元民ではなく、そういうひとと了解されていたのである。 ★ 午後、Kさんのところにメガネの調整に行く。 政治家は、平気でうそをつけないと、政治家にはなれない。Kさんの言葉である。 12月17日に、解散は考えていないといったそばから解散し、統一教会とは無関係と言ったそばから、動かぬエビデンスがいくつも出てきて、言い逃れができないと悟ると、名誉棄損だと逆上したあげくに、討論会から身逃れをするという政治家の鏡のようなお方もいる。 票さえもらえれば、嘘をつこうがなにしようが、あとはこっちのものということなんだろう。 民意を反映させる方法として、小選挙区比例代表制は、当初から、問題視されてきたが──小選挙区では 相対多数で当選 するため、 少数差でも「勝者総取り」となってしま...

一日一句(5833)

イメージ
  嘘ついて蛇穴を出づ永田町

一日一句(5832)

イメージ
  波寄せて鯨の骨の白さかな

一日一句(5831)

イメージ
  梅一輪天は近くて遠きかな

往還日誌(382)

イメージ
  ■1月29日、木曜日、雲のある晴れ。部屋の南側の寒紅梅が満開になった。 統一教会の内部文書『 TM特別報告 』で32回、名前が言及され、世界平和連合奈良県連合会と、世界平和連合奈良県連合会の元事務局長から、合計10万円分の パー券 を買ってもらって、嘘をついていた自民党の高市早苗総理と、 国保逃れ の維新の吉村洋文代表がひどすぎて、参政党がまともに見えるこの頃である。 そんなふたりの選挙戦序盤は、 好調 のようである。 ありえない話なのだが、それはなぜなのか、社会操作論や大衆社会論などで、考え抜くべきなんだろう。 アベノミクス以来、見せかけの株高と引き換えに金融政策の自由度を失ってきたのが、この「失われた30年」だったとも言える。 統治機構が、自力での問題解決する力を失っているので、「チーム未来」(消費税は下げない)と「共産党」 (消費税5%に減税:財源は、大企業の内部留保に時限的に課税) 以外は、経済ポピュリズムで対応しているというのが現状だろう。 (共産党の方法がもっとも合理的だと思うが、なぜ、支持率が上がらないのか、根本的な分析が必要ではないか) それは、対GDP比230%の国債をさらに積み増し、構造的な円安をさらに固定していくことになる。 これが、「経済ポピュリズム」の本質だろう。 輸入インフレや賃金低下は、すでに構造的な問題となっているので、「経済ポピュリズム」は、格差拡大の装置とも言える。 一発で効く問題解決はないのだから、止血しながらやるほかはないのではないか。国債を増やし、この構造を強化する方向は、一時的な解決でしかなく、それは、ます ます、戦争を近づけるように思うのだが... ★ ゾーラン・マブダニNY新市長をめぐるインタビューの 第7回目 。 ダニエル・デンバー( 左派ジャーナリスト/ポッドキャスター ) 「 ゾーランが制約のもとで統治することになる、という指摘はありふれています。私が言っているのは、社会における力関係のバランスに根ざした、客観的な制約のことです。そして、そうした制約は必然的に矛盾を生み出します。しかも、その力関係や矛盾には幾重ものレイヤーがあります。 良きマルクス主義者として、まずは政治的な力関係のバランスから始めて、その後、生産の領域により近いところまで掘り下げていきたい。まず前提として、ホワイトハウスにはトラン...

一日一句(5830)

イメージ
  ふりかへりふりかへりゆく寒椿

一日一句(5929)

イメージ
  屈斜路の天に音なき狐かな

一日一句(5928)

イメージ
  てのひらにひとつの宇宙寒卵

一日一句(5927)

イメージ
  一月の青天割るる音したり

往還日誌(381)

イメージ
  ■1月25日、日曜日、晴れ、小雪。 このブログは、英語版、ドイツ語版、フランス語版と4種類あるのだが、英独仏語版は、ほとんど更新せず、その存在も半ば忘れかけていた。 先日、「社会操作の一般理論に向けて」の「感情操作論」の英語版を作ったので、ブログの英語版にも掲載してみた。 そのとき、何気なく、閲覧数をみたら、過去記事が、200を超えているものが多数あった。 私の日本語版のこのブログは、訪問者は、多い記事で20人~30人くらいである。少ない記事は、3人に満たない。 それと比べると、英独仏のブログは、読む人が10倍だったというのは、やや意外だった。 開設からの時間が相当経っている、という要因も大きいのだろうけれど。 ★ 朝から、ルソーの『言語起源論』読書会で議論。これは、私の問題意識に引き寄せると、「知識起源論」と読み替えることもできると思った。 ルソーは、カント・ヘーゲル・マルクスなど、西欧思想の伝統である、白人エリート主義・差別主義・植民地主義・人間中心主義の理論の系譜の中では、かなり異質で、まともな人だと、改めて感じた。 ルソーは、ユクスキュルとそれを源泉とする、biosemioticsの議論と並行して、相互参照しながら読むのがいいように思った。 ルソーにあって、ユクスキュルにない視点は、2つある。一つは、人間は「後天的な学習プロセス」で言語(知識)を習得すること。ビーバーや蟻、ミツバチなどの自然的存在には、人間のような学習プロセスはない。 ふたつ目は、ルソーは、言語(知識)をふたつに分けて考えていること。自然的言語(知識)と取り決めによる言語(知識)の2つである。 前者は、何らかの先天的な知識と考えられ、人間にも、人間以外の動物にもある。後者は、制度的な、その意味で、自分の外部の客観的な体系であるが、それを学習することで、後天的に自分の内部に 獲得していく。 これらは、ルカーチの社会的存在と自然的存在の区分にも対応し、重要なところである。ユクスキュルは、自然的存在のカテゴリーを大きく見積もっていて、自然的存在と社会的存在というカテゴリーをペアで考えてはいない。したがって、この2つの差異という問題意識も、社会的存在の特異性・重要性という問題意識も希薄である。 面白いのは、知識社会学者のニコ・シュテールが、『自由は知識の娘』のドイツ語版の脚注で、「 最初...

一日一句(5926)

イメージ
  大寒の意気に感じてゐたりけり

一日一句(5925)

イメージ
  大寒や天をつらぬく松二本

往還日誌(380)

イメージ
  ■1月23日、金曜日、晴れ。かなり寒い。 朝、選挙関係で電話。コインランドリーに行くついでに、2月8日の投票所になっている翔鸞小学校の場所を確認してくる。 隣の翔鸞公園に生えたプラタナスの大木が、基軸になることがわかった。御所近を離れて以来、樹木と対話する機会は、若宮の欅と公孫樹の古木だけとなったので、この銀色のプラタナスの大木は貴重である。 ニコより、新刊 『 Eine Welt aus Wissen 』 が送られてきた。彼の2系統の仕事を加速する必要がある。 郵便局で介護保険料を支払う。とうとう、介護保険料を支払う年齢となった。 年末に修正申告したので、多少、保険料は戻ってくるだろうが、高い国保料ですべて持っていかれる。 維新の地方議員の「国保逃れ」というのは、ありえない話である。それをリセットする国会冒頭解散というのも、ありえない愚行である。 いろいろな意味で、政治家が、特権階級になっている。 少し、後ろに引いて見てみると、実は、政治家や官僚機構とその天下り先、経団連企業、記者クラブメディアなど、 国家の税収や国家の情報 に群がる 国家利権村全体 が特権階級であることがわかる。 そして、この 特定の集団 が、 国家を騙って出現 している。 感情操作論は、ちょうど、衆議院選挙と重なりタイムリーな分析となった。 4回分を一括して、Mediumにアップした。 ★ Toward a General Theory of Social Manipulation (Part IV) #1 Toward a General Theory of Social Manipulation (Part IV) #2 Toward a General Theory of Social Manipulation (Part IV) #3 Toward a General Theory of Social Manipulation (Part IV) #4 この感情操作論は、主に、参政党の神谷宗幣代表と高市早苗総理を分析対象としているが、トランプ大統領こそが、もっとも、この感情操作を現に行っている人物だと、読み返してみて、改めて思った。 そこから、分かるのは、 感情操作には、宗教的要素が強くある 、ということである。 この「感情操作論」で最後に定式化した 「感情操作(affec...

一日一句(5924)

イメージ
  大寒やうすうすとして京の空

一日一句(5923)

イメージ
  身の内に古希の聲聞く寒椿