往還日誌(308)
■6月8日、日曜日、曇り。
朝7時半に起きて、ヘーゲル『精神現象学』原典読書会の準備。
読み始めてもう5年になるが、今頃、単語帳を作成することに。
このテクストは、長大なので、ヘーゲルが何を問題にしているのか、それに対してどうアプローチしているのか、その結果はどうか、という3点をともすれば見失いやすい。
承認の問題や言語の問題、あるいは進化の問題など、それだけで、単独に論文が書けそうなほど、興味深い問題を複数含んでゐるところが、このテクストの魅力でもある。
夕方、サイゼリヤでオイゲン・ヘリゲルの『日本の弓術』を読了。彼が、エミール・ラスクの弟子だったことを知る。
6月の予定が定まり、状況を再定義する。
石塚先生直筆のノートを、時間のあるとき、読んでいるが、意味と一体になったその字姿に励まされる。
肉筆ならではだろう。
夜、家族に、電圧鍋でチリコンカンなどをつくる。
最近の進展は、みそ汁。
みその投入のタイミングがはっきりとわかったため、自他ともに格段の味の深みを見た。
要するに、みそに含まれる麹菌を活かす温度での投入。